13:00 ~ 13:10 |
開会挨拶
(一社)佐賀県地質調査業協会 理事長 真弓 貴宏
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13:15 ~ 14:45 |
「軟弱粘性土の深層混合処理工法における固化不全の対策 -促進養生法・針貫入試験・最適なW/Cの適用-」
講 師:
碓井 博文 氏(株式会社テノックス九州 営業本部(技術部門統括))
概 要: 軟弱粘性土に対する深層混合処理工法(DMM)の固化不全に関する課題を踏まえ、促進養生法により1日強度から28日強度を推定することで、固化不全の早期発見に寄与する手法を提案。針貫入試験では、改良体の連続的な強度評価の妥当性を検証。水セメント比W/C=1.5は混合性と強度安定性に優れ、固化不全の抑止に有効であることを実証した。これらはDMMにおける固化不全のリスク低減と改良体の品質確保に寄与する技術的知見であり、その内容を紹介する。
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14:45 ~ 15:00 |
休憩
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15:00 ~ 16:30 |
「土構造の視点を加味した粘性土の状態諸量に基づく 「混ざりやすさ」と「混ざりにくさ」の評価」
講 師:
日野 剛徳 氏(佐賀大学理工学部 教授)
概 要: 化学的固結の原理を伴う地盤改良工法の一つである深層混合処理工法(DMM:Deep MixingMethod)が多用されてきている。同工法の歴史は60年を超える実績を積み重ねつつあるが、築造される柱状改良体における固化不全の課題が尽きることはない。本講演では、北部九州において近年に多発しているDMMによる柱状改良体の固化不全に注目し、地質調査業務で得られる粘性土の状態諸量に土構造の視点を加味することによって、粘性土の「混ざりやすさ」と「混ざりにくさ」の評価に臨んだ結果を共有する。さらに、その結果とDMMにおける「混ぜやすさ」と「混ぜにくさ」との間に生じる関係について一つの考察に挑む。
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16:30 ~ 16:45 |
閉会挨拶
(一社)佐賀県地質調査業協会 副理事長 西 秀雄
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