13:00 ~ 13:10 |
開会挨拶
(一社)佐賀県地質調査業協会 理事長 原 裕
|
13:15 ~ 14:45 |
「土壌・地下水汚染に関する理論及び研究の現状と課題」
講 師: 神野 健二 氏 (九州大学名誉教授)
概 要: 近年、環境水中に様々な物質が付加され、水質環境の保全を困難にしている。これは、人々の関心が表流水のみならず地下水や土壌にも及んでいることを示す。2003年には土壌・地下水汚染に関する法律である「土壌汚染対策法」の制定、さらに2014年には、「水循環基本法」が制定されている。このような背景には、地下水の量と質の保全が健全な水循環を維持する上で重要な課題であることを示している。 本講義では、地下水の利用例と障害、地下水と表流水のつながり、地下水中の物質輸送などの検討例を通して、汚染原因物質の動態のメカニズムを学ぶ。 |
14:45 ~ 15:10 |
休憩
|
15:10 ~ 16:40 |
「福岡市の廃棄物最終処分場における地盤環境工学的取組事例」
講 師: 真次 寛 氏 (元福岡市環境局施設部長、NPO廃棄物管理アドバイザーネットワーク福岡)
概 要: 福岡市は、1970年代から福岡大学と連携して、廃棄物最終処分場に係る技術の改善に取り組んできた。本講では、これまでの取組の中から、地盤環境工学的側面の事例について紹介する。まず、最終処分場における環境保全に関する基本的な考え方を解説し、その主要な対策材料であり、ジオメンブレンに分類される遮水シートの施工と管理について、福岡市の取組事例を紹介する。また、最終処分技術(準好気性埋立構造)の海外への技術移転例や、最終処分場跡地の土地資源としての代表的な循環利用例を紹介する。
|
16:45 ~ 16:55 |
閉会挨拶
(一社)佐賀県地質調査業協会 副理事長 真弓 幸慈
|