佐賀県地質調査業協会
平成26年度 第11回地盤工学セミナー 開催要領
主催:
一般社団法人 佐賀県地質調査業協会
共催: 公益社団法人 地盤工学会九州支部佐賀地区
後援: 佐賀県

 「地震と地盤災害・防災に関する最新の情報と技術」

 温暖化に伴い、地球の火山活動や地震活動は活溌期に入っていると謂われる。特に、我が国においては、震度6以上の地震が、何時・何処で発生してもおかしくないと報告されている。
 今回の地盤工学セミナーでは、まず、地震の種類・発生メカニズムとともに、北部九州・佐賀地域における活断層の分布と地下構造を調べた電磁気探査の結果等について解説する。 ついで、地震によって地盤や土構造物に生じる“地盤災害”の種類と特徴等を概説し、液状化を事例として具体的に、災害の特徴、災害の予測、ハザードマップやリスクマップなど、防災ならびに減災のための、ハードとソフト両面での最新の情報と技術を紹介する。

日 時 平成26年11月20日(木) 13:00~17:00
場 所 佐賀市文化会館 大会議室
 佐賀市日の出一丁目21-10 TEL:0952-32-3000
参加者 国、県、市町、公社等の担当職員
当協会員及び建設関連企業職員等
参加料 会員・行政機関の方 2,000円、会員以外の方 3,000円
(申込み用紙参照、講習資料代)
定 員 130名 (先着順、定員に達し次第締め切ります)
CPDS 認定講習 4ユニット No.278095

【プログラム】
13:00

13:10
開会挨拶
 (一社)佐賀県地質調査業協会 理事長 原  裕
13:15

14:45
「九州の地震・活断層」
講 師:半田 駿 氏(佐賀大学 地域歴史文化センター 特命教授)
概 要:日本列島浅部では、プレートの沈み込み境界付近で発生する海溝型、内陸部での直下型の2種類の地震が生じる。どちらも、プレートが沈み込むことにより地殻内部に蓄積した歪みに耐えきれず、岩石が破壊される現象である。この岩石破壊により断層が生じ、これらが地表に現れたのが活断層であり、ほとんどの地震が活断層で発生することから、地域の地震を考える時には活断層の分布が重要になる。この講演では、地震発生のメカニズムを説明するとともに、主として佐賀での活断層の分布、および電磁気探査結果について述べる。
14:45

15:10
休憩
15:10

16:40
「地震・地盤災害の現状と防災技術 ~液状化を事例として~」
講 師:善 功企 氏(九州大学大学院 工学研究院 特任教授)
概 要:東日本大震災以降、「想定を超えた外力」に対する被害の想定と対応がますます重要になっています。災害というのは「想定外」になることは多々ありますが、それをどうやって克服するかが大切です。本講演では、地震・地盤災害の現状と防災技術についてお話しします。地震による地盤災害について概観し、地震外力の決定法、災害の特徴、災害の予測、ハザートマップ、リスクマップ、災害対策などについて、液状化を事例としながら具体的に講演します。
16:45

16:55
閉会挨拶
 (一社)佐賀県地質調査業協会 副理事長 真弓 幸慈

※参加申込みを締め切りました。
多数のお申し込みをいただき、ありがとうございました。

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