佐賀県地質調査業協会
平成23年度 第2回地盤工学セミナーのご案内
主催:(社)佐賀県地質調査業協会
共催:公益(社)地盤工学会九州支部佐賀地区
後援:佐賀県

 「斜面・地盤災害の調査・評価と安定化技術」

 西九州自動車道等の建設整備が進められている佐賀県北西部には、我国でも有数の地すべり地帯が分布しています。また、近年の気象・降雨特性や我国周辺のプレートの動きと地震活動は明らかに活発化しており、斜面・地盤災害のリスクが増大しています。標記テーマの第2回地盤工学セミナーを、下記の要領で開催いたします。ご多忙な折とは存じますが、多数ご出席くださいますようご案内いたします。

日 時 平成23年11月18日(金) 13:00~17:00
場 所 佐賀市文化会館 大会議室
(〒849-0923 佐賀市日の出町1丁目21-10 TEL:0952-32-3000)
会 費 会員・行政機関 2,000円、非会員 3,000円
(申込み用紙参照、講習資料代含む)
定 員 130名
(先着順、定員に達し次第、締め切ります)

【プログラム】
13:00~13:05 開会挨拶
 (社)佐賀県地質調査業協会 理事長 原  裕
13:05~14:00 「斜面の調査と安定化技術の現状」
講 師:末次大輔 氏 (佐賀大学低平地沿岸海域研究センタ−)
概 要:
豪雨や地震によって発生する“斜面・地盤災害”の対策を念頭に、一般的な斜面の調査項目・方法と評価方法、および斜面と地盤の安定化技術の現状を概説する。
14:00~14:55 「北松型地すべりの特徴と対策技術」
講 師:林 重徳 氏 (日本建設技術株式会社、佐賀大学名誉教授)
概 要:
我国の3大地すべり地帯の1つと言われる「北松型地すべり」について、その特徴と典型的な事例を紹介する。また、北松型の大型順層地すべりに対比される「崩壊性地すべり(大規模崩壊)」の事例に関連して、対策工の設計概念と施工方法等を説明する。
14:55~15:05 休 憩
15:05~16:00 「九州北部の活断層に関する最近の情報について」
講 師:下山正一 氏 (九州大学大学院理学研究院地球惑星科学部門)
概 要:
花崗岩質の山地とそれを分断する低地が分布する九州北部地域では、主応力として、東西方向の圧縮力が働いている。液状化・斜面・地震対策の前提となる九州北部の活断層(水縄断層帯、警固断層帯、西山断層帯など)について、活動性や長さなどの新知見が得られてきている。それらの最近の情報を紹介する。
16:00~16:55 「地震時における地盤の挙動と評価」
講 師:坂井 晃 氏 (佐賀大学大学院工学系研究科都市工学専攻)
概 要:
地震動を受けた地盤は、斜面崩壊や液状化などにより多様な地盤災害を発生する。地震時に地盤がどのように挙動するか、地盤の震動特性、地震時土圧の評価等について説明する。
16:55~17:00 閉会挨拶
 (社)佐賀県地質調査業協会 副理事長 真弓幸慈

★CPDS認定:全国土木施工管理技士会連合会のCPDS4ユニット(登録番号152425)

※参加申込みを締め切りました。
多数のお申し込みをいただき、ありがとうございました。

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